オゾン1785は、オゾンやオゾン発生器に関するフェアで有益な情報を配信する。TOPページはサイトマップのような形式にしており、オゾンやオゾン発生器について、広く浅く概括的に理解したいのであればTOPページだけで十分。各項のテーマについて、理解を深めたい場合は要所にあるリンクからそのテーマにフォーカスした記事に飛び、そこにある記事をお読みいただきたい。
ただし、各項にあるテーマの理解を深めるための記事は私が空いた時間を活用し、ニーズが高いと思われるテーマから順に記事を更新していくため、もしかしたらあなたが深掘りしたいテーマのコンテンツはあなたが見た時点では準備中のこともあるが、そこはご容赦いただきたい。
ちなみに、サイト名である「オゾン1785」はオゾンが1785年に発見されたため、単純に「オゾン1785」としたものである。
なお、本サイトは最新性、正確性、有用性、特定目的への適合性などを考慮して運営管理するものとする。「今日現在」の正しい情報をお伝えできるように、更新すべき情報は日々更新し、ページ内(本文開始前右上)に更新日を示すものとする。ただし、科学技術の発達により部分的な最善に多少の変化はあっても、オゾンの特性や化学的特徴は変わらないはずなので、ここではオゾンやオゾン発生器の本質を追求する教科書的な存在になれば嬉しく思う。
それでは退屈なサイト概要をお伝えしたところで早速本コンテンツを書いていく。
オゾンとは
オゾンは、1785年にオランダの科学者Martinus Van Marumにより発見され、さらに1840年にはドイツ・スイスの化学者クリスチアン・シェーンバインにより、オゾンが酸素から生成されることが明らかにされた。シェーンバインは雷雨時のオゾン発生に注目し、その独特のにおいから、ギリシア語で「臭い」を意味する ὄζειν (Ozein) にちなんで、オゾンと名付けた。オゾンの化学式は「O3(オースリー)」と表される。
オゾンは、強力な酸化能力を持ち、フッ素に次いで強い酸化力があることで知られている。日本では、作業環境におけるオゾンの基準値は0.1ppm、人や動物がいる環境下で常時使用する際は0.05ppmと定められている。「作業環境におけるオゾンの基準値」だが、これは昭和の時代にある程度オゾン濃度が高い環境下で人が作業をするシーンが多かったため、今もその古い基準だけが残っているが、近年ではオゾン濃度0.1ppmで人が作業を行うシーンは(好ましくないとされ)ほぼない。
オゾンは殺菌、ウイルスの不活化、脱臭・脱色、および有機物の除去など多くの用途に使用されており、日本とアメリカでは食品添加物としても認可されている。
ヨーロッパではオゾンの医療応用が試みられ、多くの効果が報告されている。近年では日本でも、医療、介護、食品、および酪農などの農業分野でのオゾン利用が増加しており、殺菌、消臭、および廃棄物処理の目的で使用されている。また、ホテルの客室などで使用する小型の脱臭用オゾン発生器も販売されている。
オゾン発生器とは
オゾン発生器とは、放電させて人工的にオゾンを生成する機器を指す。
オゾン脱臭機、オゾン消臭機、オゾン発生装置などとも呼ばれるが、これらはすべて同じ機器を指している。
オゾン発生器の仕組みや原理
オゾンを生成する主な方法には、無声放電、電気分解、紫外線ランプなどが挙げられる。一般的にもっとも広く普及しているのは「無声放電」式のものである。これは離れた電極の間で電流を流すものだが、原理としては雷のようなものだ。音を発する雷と異なり、無音なので無声放電と呼ばれている。
日本国内で大手のオゾン発生器メーカーが販売しているタイプもほとんどがこの無声放電式のオゾン発生器である。
オゾン発生器には業務用と家庭用がある
エアコンや冷蔵庫などがそうであるように、オゾン発生器にも「業務用」と「家庭用」があり、その大きな違いは主にオゾン発生量である。
厳密な決まりがあるわけではないが、一般的に家庭用オゾン発生器と呼ばれるほとんどの製品はオゾン発生量30mg/h 未満であり、業務用オゾン発生器は30mg/h 以上のものが多い。もちろん、オゾン発生量が10,000mg/h (10g) や20,000mg/h (20g) を超えるものもあるが、一般的な業務用オゾン発生器は300mg/h から3,000mg/h が多い。
このときの「h」はhour(アワー)であるから1時間を表し、500mg/h であれば、1時間に500mg/h のオゾンを生成・放出することを意味している。
業務用と家庭用では使い方も異なるが、それは「オゾン発生器の使い方」の項で言及しよう。
オゾン発生器と空気清浄機の違い
両者はまったく異なる目的・役割をもつ機器である。
簡単に言ってしまえば、除菌・脱臭ならオゾン発生器、ホコリやチリ、花粉、PM2.5などの除去なら空気清浄機ということだ。
またこれも当然のことだが、オゾン発生器はホコリやチリ、花粉、PM2.5などの除去はできないし、空気清浄機に除菌や脱臭はできない。
「脱臭機能」を謳う一部の空気清浄機があるが、この効果があるとすれば、それは空気清浄機内で副次的に発生しているオゾンによって脱臭されているのであり、それは業界関係者や研究者の間では周知の事実である。また、そのことは事実としては日本感染症学会の強いエビデンスによって「副次的に発生しているオゾンが菌やウイルスに効果を示している」ということが明確に証明されている。
オゾンの効果
オゾンが「効果」を示すメカニズムは、酸化力が高いオゾンが対象の菌やウイルスを直接分解するからである。
ちなみに、インターネット上に出回っている上の画像を作ったのは私である。
使っていただくことに問題はないが、そっくりそのまま使うのであれば出典元表記としてこのサイトのサイト名なりURLを表記していただけると嬉しく思う。
オゾンには主に6つの効果がある。
オゾンの除菌効果
オゾンの効果といえば、まずは何よりこの「除菌効果」だろう。
次の項で脱臭効果について触れるが、悪臭の原因は主に「雑菌の増殖」である。
その菌の増殖を抑止(静菌)したり、除菌(菌を減らす)することで臭気レベルが低下する。つまり、除菌=脱臭ということであり、除菌効果と脱臭効果は切っても切れない密接な関係であるといえる。
ちなみに、菌を減らす程度を厳密に表す際、滅菌>殺菌>除菌>減菌>静菌という順で表され、滅菌は主に器具などを対象に行われ、オゾンであれば殺菌や除菌レベルである。滅菌は医療施設で使用する器具や、細菌検査、実験室などで主に行われるケースが多く、一般的な衛生作業ではほとんど行われない。
広く認知されている言葉で「消毒」がある。これは菌を減らしたり、ウイルスを不活化したりして、その程度は別にして「害にならないレベルにすること」を意味しており、あえて程度を示すとすれば殺菌レベルということができるだろう。
オゾンの脱臭効果
オゾンに脱臭効果があることは前項で説明したとおり、臭気の原因菌をオゾンが分解して除菌することで悪臭原因である雑菌の増殖を防ぐからである。
臭気には種類があり、オゾンはかなり広範囲の臭気を解決するが、特にオゾンが高い効果を示す臭気を紹介する。
カビ臭に対する効果
厳密にいえば、細菌とカビは別物である。
何故なら、細菌は単細胞、カビは多細胞であるからだ。
例えば、細胞の構造の違いから細菌に効果のある薬剤がカビには効かなかったり、カビが死滅する温度で生き延びる細菌がいたりする。
しかし、オゾンであれば、広範囲の細菌だけではなく、カビに対しても有効である。
有効、というより「効果てきめん」と言ったほうが伝わりやすいだろう。カビはオゾンが大の苦手なのである。
事実、カビ問題の解決策を調べた結果、オゾン発生器を導入し、その問題が解決されているケースは枚挙にいとまがない。
タバコ臭に対する効果
タバコによる不快なニオイ「タバコ臭(たばこしゅう)」と呼ばれる臭気の原因は、タバコの煙に含まれる特定の化合物によって生じる。燃焼時に、「アンモニア」「酢酸」「ホルムアルデヒド」「アセトアルデヒド」「トリメチルアミン」「タール」といった、タバコ独特の悪臭を引き起こす成分が放出されることが「タバコ臭」の原因にほかならない。
オゾンがタバコ臭を消し去るのは、言うまでもなく、オゾンがそれらの成分を分解するからである。
腐敗臭に対する効果
腐敗臭の主な原因は、有機物の分解によって生成されるガスや化合物である。特に、硫化水素、アンモニア、メタン、および他の揮発性有機化合物(VOCs)が腐敗臭の主な成分とされている。また、腐敗過程で生じるバクテリア(細菌)や他の微生物の活動も、このような悪臭の発生に関与しており、ゴミ箱や排水口周り、食品の食べ残し(カスなど)がその代表例である。オゾンはこれらのほぼすべての原因に対し、直接分解し根本解決に至る。
ツンとした酸っぱいニオイ(体臭含む)に対する効果
ツンとした酸っぱい臭いは、しばしば汗や体臭に関連している。この種のニオイは、主に皮膚上のバクテリアが汗中の有機物を分解して生産するカルボン酸によって引き起こされる。特に、酢酸やプロピオン酸などの短鎖脂肪酸が、この特徴的な酸っぱいニオイの原因とされている。また、他のバクテリアや皮脂の酸化も、ツンとした酸っぱいニオイの発生に寄与している。オゾンはこれらのほぼすべての原因に対し、直接分解し根本解決に至る。
薬品臭に対する効果
「薬品臭」は多くの場合、薬品や消毒剤に含まれる化学物質に起因する。特に、アルコール、エーテル、塩素、またはホルムアルデヒド、ジクロロフェノール類とクレゾール類などの化学物質がこの種のニオイの一般的な原因とされている。人々はこれらの化学物質の特定のニオイを感じ取ることができ、それが「薬のニオイ」として認識される。また、薬品の製造過程で使用される他の添加物や溶剤も、薬品臭の原因となっている。
あなたも何か商品を購入し、実際に袋を開けて使ってみようとしたとき「ん、なんだか薬のようなニオイがする…」と感じた経験はあるかと思う。これは、塩素臭の原因となるジクロロフェノール類とクレゾール類が原因であるケースが多く、しばしば国民生活センターではこの類の報告が年に一定数ある。
オゾンはこれらのほぼすべての原因に対し、直接分解し根本解決に至る。
<参考URL>
国民生活センター – 薬品臭い味がしたというウォーターサーバーの水(相談解決のためのテストから No.98)
https://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20160421_2.html
食品臭(キムチや強いスパイスの香り)に対する効果
食品のニオイは、その食品の成分や調理過程によって生じる。キムチや強いスパイスの香りは、主にスパイスやハーブ、そして発酵過程に起因する。キムチは積極的かつ意図的に菌をつくりだす「発酵食品」であり、発酵過程で生成される有機酸やアルコール、エステルなどが特有のニオイを作り出す。また、強いスパイスはエッセンシャルオイルや芳香化合物を含んでおり、これらの化合物が強力な香りを放つ。特に、クローブ、シナモン、カルダモンなどのスパイスは、その独特の香りをつくりだしている。特に、さまざまな人種、食文化をもった外国人を客とする宿泊施設はこの問題に苦慮しているが、オゾンはこれらのほぼすべての原因に対し、直接分解し根本解決に至る。
ペットの動物臭(獣臭)に対する効果
ペットの動物臭(獣臭)は、主に動物の皮脂、汗、尿、唾液などから生じる。これらの体液はバクテリアによって分解されることでニオイを発生させ、特に皮膚表面のバクテリアが皮脂を分解して発生する脂肪酸が強い臭気の主な原因となり、動物を好むと好まざるとにかかわらず、それが人にとって「動物臭さ」につながっている。また、人間同様、動物の食事の内容や健康状態も動物臭の強さに影響を与えること多い。ペット関連の事業だけではなく、一般家庭でも多頭飼育をしている家では人や動物がいる環境下でも安心・安全に使える家庭用オゾン発生器が使われるケースもかなり増えてきた印象である。
オゾンはこれらのほぼすべての原因に対し、直接分解し根本解決に至る。
料理臭に対する効果
「料理臭」は、料理や調理の過程で食材が加熱されることによって生じることが多い。特に、にんにくやタマネギを炒める際に発生するニオイは、これらの食材に含まれる硫黄化合物が加熱によって分解・変化し、特有の臭気を発生させる。また、肉や魚を焼く際には、アミノ酸や脂肪が加熱によって分解され、新しい化合物が生成されることで料理臭が発生する。さらに、油を高温で加熱することによって生じる煎り香や焦げ臭も、料理臭の一部とされている。すべてに共通していえることは「油臭さ」であるが、オゾンはこれらほぼすべてに有効である。
オゾンのウイルス除去(不活化)効果
オゾンは強力な酸化剤であり、その抗微生物およびウイルス不活化効果が認められている。オゾンはウイルスの表面タンパク質やリポ蛋白、リボ核酸(RNA)などと反応し、ウイルスの構造を変化させ、それによりウイルスの感染能を失わせることができる。具体的には、オゾンはウイルスのカプシド(外殻)やエンベロープ(膜)に作用し、ウイルスの感染力を失わせることが多々ある。また、オゾンはウイルスのRNAやDNAを酸化し、ウイルスの複製能力を低減させる効果もある。オゾンのウイルス不活化効果は、水処理、空気清浄、医療機器の消毒など様々な分野で利用されており、感染症の予防や拡散防止の措置として、特にコロナ以降は注目を集めている。
昔からオゾンがインフルエンザをはじめとする広範囲のウイルスを不活化することで知られているが、新型コロナウイルスも難なく不活化することは、同ウイルスによるコロナパンデミックがあった翌年に日本の奈良県立医科大学の強いエビデンスによって証明済みである。
オゾンの脱色・漂白効果
オゾンは非常に強力な酸化剤であり、脱色や漂白効果が知られています。オゾンの分子は、色素分子や有機物質と反応し、これらを酸化し分解する能力を持っています。この酸化プロセスにより、布や紙のような素材の色を脱色し、または漂白することが可能です。オゾンは特に水処理やプールの清掃、歯科治療における歯の漂白、そして洗濯業界での布の漂白など多くの分野で利用されています。オゾンは他の化学物質と比較して環境にやさしいとされ、残留物を残さないため、安全かつ効果的な脱色・漂白剤として重宝されています。しかし、オゾンは取扱いに注意が必要であり、高濃度での露出は人体に有害であり、また過剰なオゾンは素材を劣化させる可能性もあります。
よく知られているのは越後地方の「雪晒し(ゆきさらし)」である。
越後地方などで春の始めの晴れた日には、雪が覆う田んぼに糸や布を広げて自然に漂白する「雪晒し」という伝統的な方法が行われている。この原理は、雪の表面に当たる紫外線によって生じるオゾンを利用するものである。
オゾンの洗浄効果〜半導体など
半導体の基板を洗浄する際、RCA洗浄*が主に行われており、これにはアンモニアやフッ化塩酸などが使われている。しかし、オゾンを水に溶存させたオゾン水はこれらの化学物質を使う方法と比べて環境への影響が少ないため、廃水処理が容易である点から半導体基板の表面からの有機物や金属の除去に代わる方法として利用されている。
RCA洗浄とは、RCA社のWerner Kernが1965年に基本的なプロセスを開発したものである。RCA洗浄は次の化学プロセスをこの順で行う。
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/RCA%E6%B4%97%E6%B5%84)
・有機物汚染とパーティクル汚染の除去
・酸化物層の除去
・イオン汚染の除去
オゾンの害虫忌避効果
オゾンには、害虫忌避効果がある。オゾンは非常に反応性の高い酸化剤であり、害虫の感覚器官や呼吸器官に対して刺激を与え、忌避反応を引き起こしたり、害虫が発するフェロモン物質、成分などを分解するため、害虫が生存しづらい・住みづらい環境(生息環境を不快にする環境)をつくる。
オゾンの害虫忌避効果を利用した実際の応用例としては、農業分野での害虫制御や、食品保管エリアにおいて害虫忌避効果の活用などが考えられる。
オゾンのメリットとデメリット
オゾンの利用は、空間を清潔で健康的に保つための強力な手段となることがあります。しかし、この力強い物質は適切に取り扱わなければ危険も伴います。ここでは、オゾンとオゾン発生器の利点と欠点を詳しく検討します。
オゾンのメリット
オゾンの強みは強力な酸化作用による高い除菌・脱臭効果で、耐性菌を生まない、後処理が不要、原料コストが低い点
気体なので直接噴霧したり吹いたりしなくても気体のオゾンは対象空間または対象物の隙間、隅々まで充満させることができる
オゾンのデメリット
デメリットは毒性があり、作り置きができないこと、適切な濃度管理が必要な点
オゾン発生器のメリットとデメリット
前項では気体であるオゾンそのもののメリットとデメリットをお伝えしたが、ここではオゾン発生器という機器のメリットとデメリットを考えてみよう。
オゾン発生器のメリット
- 強力な除菌・消臭効果: オゾンは強力な酸化剤であり、バクテリアやウイルス、不快な臭いを効果的に除去します。
- 化学物質の利用を減らす: オゾンは自然に分解されるため、化学消毒剤のように残留物を残しません。
- 環境に優しい: オゾンは自然に酸素に戻るため、環境に対して低い影響を与えます。
- 広範囲の適用: オゾン発生器は家庭、オフィス、医療施設など、多くの場所で利用できます。
- メリット①:強力なニオイも消臭・脱臭できる
- メリット②:安全性の高さ(オゾンは食品添加物にも指定されている)
- メリット③:持ち運びしやすい
- メリット④:低コスト
- メリット⑤:オゾンは残留性がない
- メリット⑥:消臭・脱臭だけではなく除菌・殺菌も可能
- メリット⑦:いわゆる「ニオイ戻り」がない
やはり一番大きなところでは、消臭・脱臭ではないでしょうか。
ニオイの問題は空気清浄機では解決できません。
中には、一部の空気清浄機では「脱臭機能」などがありますが、あれ、実は製品内部で意図せず発生したごく微量のオゾンが機器周辺の限定された環境・エリア(本体周辺10-30cmなど)において、消臭・脱臭効果を示したことから「これを付加価値に」→「この空気清浄機は脱臭機能も搭載されています!」→その訴求で売上が伸びた。という経緯がありまして。
だったらそれでいいじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、その「脱臭機能」は「お部屋まるごと」なんてとんでもない話で、本当に機器周辺10-30cmなので「気休め程度」とご認識下さい。
何故なら、空気清浄機に搭載されている一般的な脱臭機能で発生しているオゾンは0.03mg/hなどだからです。ほぼ意味がありません。
小型の家庭用オゾン発生器でも1mg/hなどあることを考えれば0.03mg/hというオゾン発生量がどれだけ少ない量であるかイメージしていただけるかと思います。
オゾン発生器のデメリット
オゾン発生器のデメリットは次のとおりです。
- デメリット①:初期費用がかかる
- デメリット②:機器の使い方には注意が必要
- デメリット③:人体に影響が出る可能性もゼロではない
たとえば、オーニットの「BACTECTOR(バクテクター)」というオゾン発生器は全国1,200台の救急車に搭載されています。
緊急事態に使用される緊急車両に効果がないものや危険なものが搭載されるはずがないというのはご想像いただけるかと思いますが、一般の方に対しては、その効果や安全性についてはまだまだ正しい理解が浸透していない印象です。
②の「機器の使い方には注意が必要」ここさえしっかり理解すれば自然と③の懸念はなくなります。
オゾン発生器のメリットを考えれば、十分許容できるデメリットかと思います。
②の理解を深めていただくために事項で「オゾン発生器の使い方」に触れます。
オゾン濃度の計算式
オゾンの濃度を計算することは、オゾン発生器の安全かつ効果的な使用にとって重要な要素となります。オゾン濃度は通常、部屋の容積やオゾン発生器の出力、換気の有無などによって変動します。計算式は、オゾン発生器の能力とターゲットエリアのサイズを考慮に入れて、必要なオゾンの量を見積もるのに役立ちます。
基本的な計算式は以下の通りです:
オゾン濃度(ppm)=(オゾン発生器の出力(mg/h)部屋の容積(m3))×1000オゾン濃度(ppm)=(部屋の容積(m3)オゾン発生器の出力(mg/h))×1000
この計算式で、
- オゾン発生器の出力は、オゾン発生器が1時間に生成するオゾンの量(mg/h)を示します。
- 部屋の容積は、対象エリアの容積(m^3)を示します。
- 1000は単位変換のための定数であり、mg/hをg/hに変換します。
このようにして、必要なオゾン濃度を推定することができます。しかし、この計算式は非常に基本的なものであり、実際のオゾン濃度は換気率、温度、湿度、および他の多くの要因に影響を受ける可能性があります。実際の環境でのオゾン濃度を正確に知るには、オゾン濃度計を使用して測定することが最善です。
また、オゾンの濃度が高いほど効果が高まるわけではなく、過度のオゾンは健康に悪影響を与える可能性があります。したがって、オゾン発生器の選定と使用には十分な注意が必要です。適切な知識と準備を持って、オゾン発生器を安全かつ効果的に使用することで、清潔で快適な空間を作り出すことができます。
オゾンの安全性と危険性
オゾンに限らず、あらゆる物質には安全性と危険性が常に同時に存在する。
そして、その安全性と危険性の境がどこにあるかというと、物質の種類と量なのである。
オゾン発生器の導入を検討したとき「オゾンは危険?安全?」「健康被害は?」「人体への影響は?」と不安に思う人は少なくないようだ。
オゾンではなく、それが水や酸素、塩やナツメグでも、人にとってそれが危険なのか、安全なのかは量によって決まるのである。
医学に「毒性学」という領域があり、これは人の健康や環境を守りながら、物質の有効利用を考える学問だが、その毒性学の父「パラケルスス」はこう言う。
「全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ」
Paracelsus/Wikipedia
(ドイツ語: Alle Dinge sind Gift und nichts ist ohne Gift; allein die Dosis macht es, dass ein Ding kein Gift ist.)
私はこのパラケルススの主張を理解するし、何事もその考え方が通用する本質的なものだと思っている。
オゾンの場合、オゾン量はつまり「オゾン濃度」を意味する。
業務用オゾン発生器は人や動物がいない環境で利用することで確実な安全性が確保されるため、安全性の確保という意味ではオゾン濃度をほとんど気にする必要がない(効果という観点ではしっかりオゾン濃度を把握する必要がある
家庭用オゾン発生器の場合、業務用オゾン発生器とは異なり、人や動物がいる状況下で使用するため、オゾン濃度は確実に管理する必要がある。
では、家庭用オゾン発生器の安全性や危険性をどう管理するのかというと、1)オゾン発生量 2)適用範囲 である。
高濃度のオゾンが及ぼす人体への影響
下の表はオゾン濃度と人体への悪影響の関係性をまとめたものである。
オゾン濃度(ppm) | 人体への影響 |
0.01-0.05 | 多少の臭気を覚えることがある(やがて馴れる)。健康被害は一切ない。 |
0.2-0.5 | 視覚低下の症状が出る危険性がある。 |
0.1 | 人によっては喉や鼻に刺激を感じることがある。 |
0.2-0.5 | 3~6時間の曝露で視覚低下の症状が出る危険性がある。 |
1.0 | 気道に違和感を生じる。 |
1.0-2.0 | 2時間曝露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きとせきが起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる。 |
5.0-10.0 | 肺水腫や脈拍増加の症状が出る。 |
15.0-20.0 | 小動物は2時間程度で死亡する。 |
50.0 | 人間は1時間程度で死亡する危険性がある。 |
家庭用オゾン発生器では適用範囲を守って使用することを前提に、概ね上限が0.05ppmとなっている。0.5ppmではなく0.05ppmなので桁を間違えないでいただきたい。
また、海岸や森林、あるいはオフィスの大型コピー機周辺などではオゾン濃度0.01-0.05ppmを観測し、オゾンは自然界にも常に存在するため、今さら驚いたり怖がったりする必要はまったくない。
オゾン発生器の安全性と危険性
オゾン自体が体に悪いのか、人体への影響は?健康被害は?という点については前項を参照して下さい。
ここでは、オゾン発生器という機器の危険性について触れます。
経済産業省所管の独立行政法人・行政執行法人である「NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)」という団体があり、ここで電化製品(電気製品等含む)の事故情報を調べることができます(この団体は信頼に値します)。
詳しく知りたい人はご自身で事故情報を検索して下さい。
結論は次のとおりです(2023年11月時点)。
※重大な事故=「死亡事故」「家屋全焼」など
【プレス発表が行われた事故事例/経済産業省】
機器 | 事故件数 | 重大な事故 |
---|---|---|
オゾン発生器 | 1 | 0 |
空気清浄機 | 14 | 0 |
加湿器 | 16 | 1 |
【報告義務がない事故事例/NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)】
機器 | 事故件数 | 重大な事故 |
---|---|---|
オゾン発生器 | 13 | 0 |
空気清浄機 | 196 | 3 |
加湿器 | 193 | 4 |
この事実から、どうやらオゾン発生器という機器自体が無条件で危険性が高いわけではなさそうだぞ、ということがお分かりいただけるかと思います。
※オゾン発生器は空気清浄機の1/10〜1/15程度の普及率であることを考慮すれば、逆に空気清浄機や加湿器よりオゾン発生器のほうが安全というわけでもなく、「だいたい同程度の事故発生率」と考えることが妥当です。
オゾン発生器とペット(犬や猫)
犬、猫、鳥、魚(熱帯魚)など
ペットと共に生活している家庭では、ペットの臭いやアレルギーを引き起こす可能性があるダニなどの微生物除去が重要な課題となることがあります。オゾン発生器は、これらの問題の一部を解決する助けとなるかもしれません。しかし、オゾン発生器の使用は注意が必要であり、特にペットがいる家庭ではその安全性を十分に考慮する必要があります。
オゾンは強力な酸化剤であり、除菌や脱臭に効果がありますが、過度の露出は人間だけでなく、ペットにも健康リスクをもたらす可能性があります。ペットは人間よりも小さく、また呼吸回数も多いため、オゾンの影響を受けやすいです。また、ペットの呼吸器系や目に対するオゾンの刺激性は、人間と同様に懸念されています。
以下の点に注意して、オゾン発生器をペットがいる環境で安全に使用することが重要です:
- 人がいない、ペットがアクセスできない場所でオゾン発生器を使用する。
- 使用する前にペットを他の部屋に移動させ、オゾン発生器の使用中及び使用後は十分に換気を行う。
- オゾン発生器の使用は、ペットがいない時に限定し、その後に十分な換気を確保する。
- オゾン発生器の使用時間とオゾンの濃度を厳守し、過度の露出を避ける。
また、ペットの健康状態に注意を払い、オゾン発生器の使用前後で咳や目の刺激などの異常が見られないか確認することも重要です。万が一、ペットに異常が見られた場合は、すぐにオゾン発生器の使用を中止し、獣医に相談することをお勧めします。
オゾン発生器を使用する際は、ペットの安全を最優先に考え、適切な知識と注意を持って使用することが重要です。また、ペットの健康に影響を与えない他の方法で室内の臭いやアレルギー原因物質をコントロールする方法も検討することをお勧めします。
オゾン発生器の使い方
オゾン発生器の使い方は業務用と家庭用で大きく異なる。
まず第一に注意してほしいのは使用環境には「無人」「有人」があり、オゾン発生器を安全にお使いいただくためにもこれは必ず守っていただきたい。
逆をいえば、これさえ守れば(悪質ショップに低品質オゾン発生器を掴まされない限り)安全といえる。
用途 | オゾン発生量 | 使用環境 |
---|---|---|
業務用 | 多量 | 無人 |
家庭用 | 少量 | 有人 |
一般的に、業務用オゾン発生器のオゾン発生量は31mg/h〜7,500mg/h程度。
一方、家庭用オゾン発生器は1mg/h〜30mg/h程度と考えれば問題ない。
オゾン発生量が多量であれば効果は高いが、人や動物は退避して作業を行わなければならない。
オゾン発生量が少量であれば効果はそこまで高くないが、人や動物が滞在したまま使用することができる。
業務用/人や動物がいない環境
業務用のオゾン発生器は必ず無人の環境で使用することが重要です。具体的な流れとしては、対象の空間から人や動物を退避させ、オゾン濃度を0.8ppm以上にする場合は観葉植物も退避させることが勧められています。
風呂場の防カビくん煙剤というものがあるが、業務用オゾン発生器を利用したオゾン作業はまさにあんなイメージをしていただきたい。
家庭用/人や動物がいる環境
適用範囲(◯◯㎡または◯◯畳など)を守って使うという前提で、空気清浄機のような感覚で24時間稼働させて使用することができる。
一般的な日本のオゾン専業メーカー製造の製品であれば、家庭用オゾン発生器は、オゾン発生量と適用範囲で適切なオゾン濃度環境(安全かつ効果がある)が作られるように設計されている。
基本的な使い方としては、購入して商品が届いたら、箱から出し、電源を接続して連続稼働・つけっぱなしで使用されている。
オゾン発生器の選び方
オゾン発生器を選ぶ次の4点に留意して選べばまず失敗することはないだろう。
裏を返せば、この4点全部またはその一部を無視して選べば失敗するリスクは高まるので、この4つのポイントだけはしっかりと抑えておきたい。
オゾン発生器を選ぶポイント①業務用or家庭用
オゾン発生器の選び方はまず、用途によって業務用か家庭用かを決めることが重要です。業務用のものは大きなスペースの消臭や除菌に適していますが、家庭用のものはコンパクトで使いやすい設計になっています。
オゾン発生器を選ぶポイント②価格
価格も重要な選択基準です。予算に合わせて選ぶことが大切であり、品質を確保しつつコストパフォーマンスの良いものを選びましょう。
オゾン発生器を選ぶポイント③適用範囲
オゾン発生器の適用範囲は、使用する空間の大きさや消臭、除菌を目的とする範囲によって異なります。製品の仕様を確認し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
オゾン発生器を選ぶポイント④品質(メーカー)
品質はオゾン発生器の選び方において非常に重要です。効果的で安全に使える高品質なオゾン発生器を選ぶことで、期待する効果を得ることができます。また、アフターサービスや保証期間も品質選定において考慮するポイントとなります。
オゾン発生器が利用されているシーンと選ばれる理由
オゾン発生器が導入・利用されているのは主に衛生レベルの向上だったり、比較的高い衛生レベルが求められているシーンである。衛生は安全や快適性に直結するため、脱臭や感染症対策を検討している人は是非これを参考に、今あるあなたの選択肢の1つとしてオゾン発生器の導入を追加していただければと思う。
ホテルや旅館、民泊などの宿泊施設
宿泊施設では、清潔で快適な空間を提供することが重要です。オゾン発生器は、消臭や除菌を効果的に行えるため、宿泊施設での利用が増えています。
病院などの医療施設
テキスト 救急車などの緊急車両
医療施設では、病気の拡散を防ぐことが重要です。オゾン発生器は、効率的な除菌を提供し、衛生環境の維持に貢献しています。
一般のご家庭
ご家庭では、ペットの臭いやタバコの臭いを除去するためにオゾン発生器が利用されています。コンパクトで使いやすいため、家庭での利用が広がっています。
オフィスや貸し会議室
オフィスや貸し会議室では、快適な空間作りが求められています。オゾン発生器は、空間を清潔に保つ助けとなり、良い働く環境を提供しています。
小学校などの教育施設
教育施設では、子どもたちの健康を守ることが重要です。オゾン発生器は、クラスルームやトイレの清潔を保ち、安心な学習環境を提供しています。
食品工場や半導体製造工場など
食品工場や半導体製造工場では、製品の安全と品質を保つことが求められています。オゾン発生器は、微生物の除去と清潔な生産環境の維持に貢献しています。
自動車関連業
自動車関連業では、製品の品質と安全を保つために清潔な環境が求められています。オゾン発生器は、工場や修理工場での除菌と消臭に効果的です。
飲食店
飲食店では、臭いの抑制と清潔な環境が重要です。オゾン発生器は、厨房の臭いを除去し、お客様に快適な食事の空間を提供しています。
オゾンやオゾン発生器のよくある質問
オゾンやオゾン発生器の検索エンジンにおけるニーズが高い疑問や質問を調査し、そのなかでもニーズが高いと判断した質問に対し、私なりにわかりやすく回答しようと思う。
- Qオゾン発生器はつけっぱなしで大丈夫?
- A
この質問は実に多い。一般の人にオゾン発生器の使い方がよく理解されていないのだと痛感する。業務用オゾン発生器であれば基本、人や動物がいない環境でつけっぱなしで使用する。一方、人や動物がいる環境下で使用する家庭用オゾン発生器の場合は「適用範囲を守って使用する」ことを前提に、空気清浄機や加湿器の自動運転のように24時間365日つけっぱなしで使用するのが本来の使い方である。
- Qオゾンでゴキブリ、ダニ、コバエは駆除できる?
- A
この疑問も多いように感じる。オゾンでゴキブリ、ダニ、コバエなどの「駆除」はできないが、それらの害虫が発するフェロモン物質などをオゾンが分解するため、害虫が生存しづらい環境をつくることができる。これは「害虫忌避効果」と呼ばれるもので、害虫問題がときに致命傷(SNSの発達による口コミや評判など)になる宿泊施設や飲食店などでは非常に心強い対策として利用されている。残留性がある殺虫剤を使う必要もなければ、死骸を見る機会も激減するのが大きなメリットといえる。
- Qオゾンでネズミは駆除できるのか?
- A
これもゴキブリなどの害虫と同様であり「駆除」はできないが忌避効果は高い。例えば、地方のある施設から「天井裏にネズミがいるためなんとかしてほしい」という相談を受けた。ネズミを追って、イタチまでが天井裏にきていたわけだが、そんなときもっとも困るのはネズミやイタチの「排泄物(フン)」であり、その臭気や不衛生な環境の改善に関するアドバイスを求められた。捕獲率は高くないものの、粘着シートを使用していたこともあったそうだ。しかし、その場合でも死骸の後始末に大変困ったと。オゾン発生器の導入で、その問題はきれいサッパリ解決され、オゾン発生器導入後は、ネズミやイタチもその施設の天井裏に近寄らなくなったのである。
- Q消臭と脱臭の違いは?
- A
消臭は、臭いを中和またはマスキングすることによって、不快な臭いを感じにくくする処理です。一方で脱臭は、臭いの原因となる物質を物理的または化学的に取り除くことで、臭いそのものを排除する方法です。消臭は一時的に臭いを抑えるが、脱臭はより根本的に臭いの原因を除去する点が大きな違いです。
- Qオゾンは感染症対策になりますか?
- A
オゾンが感染症対策になることは広く知られている。ポリオウイルス、バクテリオファージ、天然痘、新型コロナウイルス、アデノウイルス、B型肝炎、SARSコロナ、パピローマ、ピコルナ、水痘・帯状疱疹、MARSコロナ、ヒトパピローマ、A型肝炎、C型肝炎、ロタウイルス、D型肝炎 、ポリオ、インフルエンザ、エボラ、インフルエンザウイルス、ノロウイルス、ネコカリシウイルス。特徴的なのは、アルコール(エタノール)はノンエンベロープウイルスにはほとんど効果がないが、オゾンはエンベロープ・ノンエンベロープにかかわらず高い効果を示す点だ。感染症には菌とウイルス由来のものがあるが、ウイルスだけをざっと考えてもかなり広範囲に確実な効果を示す。食品・微生物研究所の内藤さんの記事(http://www.mac.or.jp/mail/201101/01.shtml)があなたの理解を深めてくれるだろう。
- Q家庭用オゾン発生器の効果はなんですか?
- A
家庭用オゾン発生器の効果というより、これはオゾンの効果を知れば疑問は解消するように思う。オゾンには除菌効果、脱臭効果、ウイルス除去(不活化)、脱色・漂白効果、洗浄効果、害虫忌避効果などがあり、あとは業務用と家庭用でオゾン発生量・オゾン濃度が異なるため、それらの効果が高いのか低いのかという問題である。
- Qオゾン発生器はなんのためにありますか?
- A
オゾン発生器という機器の役割・目的は、菌を除菌し、ウイルスを不活化(感染できない状態にすること)し、衛生レベルを向上させることにある。医療施設、オフィス、食品工場、宿泊施設の客室、一般家庭、動物病院、ペットサロン、畜産現場、教育施設などで脱臭目的や感染症対策として使われている。
- Qオゾン発生器は何年くらいもちますか?
- A
これはオゾン発生器メーカー各社の規定や基準、また使用頻度や使い方などにもよるが、業務用オゾン発生器は概ね3年〜6年、家庭用オゾン発生器は2年〜5年といったところか。製品寿命という前提で考えれば、オゾン発生器の場合「放電管が死ぬとき=オゾン発生器の製品寿命」とされていることが多い。ただし、その「放電管が死ぬ」が「新品時の70%の放電能力(優良メーカー)」としていたり「放電能力0%(完全に死ぬ/悪質メーカー)」だったりするので是非まっとうなメーカーをお選びいただきたい。
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